守沢千秋は赤が似合う

 

初めて五人揃った流星隊の単独を生で見れた。
やっと、やっと揃った。
やっぱり五人が最強だって確信できた。

コメットショウ参戦してきました。感想というか、ここまでの振り返りというか、この感情を残しておきたいのでブログを書いています。

良ければお付き合いしてもらえると嬉しいです。


私自身は守沢千秋くんのしがない新規ファンです。好きになったのは今年の戦隊の千秋くん登場回以降なので、春くらいからです。

テレビで千秋くんを見てかっこいいなと思っていろいろと彼のことを調べました。まずびっくりしたのが、千秋くん自身が戦隊モチーフのアイドルユニットに所属していることでした。

流星隊というユニットで千秋くんはレッドで隊長をしているらしい。メンバーはこの五人で、ヒーローショーを模したライブをするらしい、と調べれば調べるほど流星隊が気になりました。

それから過去の円盤を買って見てみたり、ネットに上がってる動画なんかを見ていくうちに、五人の流星隊が大好きになりました。

私も流星隊のライブに行きたい!生で見てみたい!と思ったものの、流星隊は最近めっきり五人での活動がないらしいと知ってとてもがっかりしました。

いや、普通に五人の方が良くない……??戦隊モノって大体五人だし……??MとかNって何……??色もなんか……バランス悪くない……??千秋くんオレンジって……

多分これ事務所の指示だったんだと思うんですけど、にしてもどういうセンス!?なんでせっかく五人組で戦隊モノを模してるおもしろいユニットをそう調理する!?!?え、全然わからない……事務所は流星隊をどうしたいの……?????

とにかく事務所の意向と全然趣味が合わない……元の流星隊に戻してほしい……とずっと祈ってきました。もちろん祈るだけじゃ何も変わらないので、ファンレターを出したりスタプロやES宛にも要望を送ったりしてました。

私はただ普通に、千秋くんが隊長の、五人の、いつもの流星隊が見たいんだよ!って一心でした。最強で最高な五人に会いたいのに、事務所はどうしてこんなわけのわからない迷走を……どうして……

スタプロだかESだか、他のどこのお偉いさんなのかは分からないけど、とにかく何か大きなものに流星隊が壊されようとしているんじゃないかって不安でした。

さらにその不安に追い討ちするかのように、夏にはCrazy:Bが引き起こした事件がありました。

Crazy:Bが公開したメールは結局捏造だったし、最終的には全部ヤラセだったのかな?とすら思わされる強引なヒーローショーで決着はついたんですけど、私はあの事件がずっと引っかかってました。

捏造メールが公開されてから、それが捏造だと分かるまでの数日間は生きた心地がしなかったと同時に、別に私は千秋くんのこと何も知らないんだなって当たり前のことに気付かされました。

強引に夢から醒まされた、みたいな感じです。

当たり前だけど千秋くんは神さまでもなければヒーローでもなくて、ひとりの人間で。企業に所属する社会人なんだなってことを思い出してしまったんです。

悪いアイドルがいたって、流星隊にはそれを成敗する義務はない。

あのメールは捏造だとしても、普通の社会人としては真っ当な対応でしたよね、あれ。

千秋くんはそんな冷たい人じゃない、って言い切れるほど私は上手に夢が見られませんでした。捏造だと明かされても、一度夢から醒めた後、再び同じ夢を見ることは私には難しかった。

そもそも私はESやスタプロのこともあんまり信用していないので、「捏造でした」という種明かしの方を素直に鵜呑みすることも出来なかった。

本当にCrazy:Bが勝手にやったことだとしたら、とてつもない重罪です。なのに彼らは今でもアイドルとして活動しているし、なんなら最近の流星隊よりよほど活発に活動してる気がします。

流星隊のイメージを守るためにCrazy:Bが泥を被ったんじゃないか。だからCrazy:Bの罪はなんとなくうやむやにされているんじゃないか。

その可能性がゼロではない以上、Crazy:Bのことを憎むことも出来ないし、流星隊を信じることも難しい。

MDMでの流星隊とCrazy:Bのヒーローショーが台本っぽかったのも気になりました。話題作りのためにああいう事件を起こして、悪役としてCrazy:Bが成敗されるところまで予定調和だったとしたら?

もしそうなら、ファンの気持ちをもてあそばれたみたいで嫌だな〜と思います。これもなんの根拠もないですから、やっぱり憎むことも信じることも出来ません。

何が本当だったか分からないからこそ、ずっとモヤモヤしっぱなしでした。

流星隊のみんなはもう解決したことだからって笑うけど、ファンの気持ちはまったく整理ついてないのにな……って。

気持ちにズレがあるのに、そこに上手く寄り添ってくれないことにもモヤモヤしてしまって。

あのメールが実は本物でも、MDMでのヒーローショーが台本でも、別に悪いことはしてないって分かってるんです。

ただ、アイドルってビジネスなんだよね、って当たり前の事実を突きつけられて勝手に落ち込んでしまっただけで。

さらに千秋くんの特撮映画の仕事が決まって喜んだのも束の間、悪役のスーツアクターのお仕事で。

事務所って千秋くんや流星隊のことが嫌いなのかな?最近露骨に干してるよね?とかもう疑いだすとキリがない。

アイドルって、ヒーローって、見ているだけでただただ幸せにしてくれるものだったはずなんだけどな〜、違ったのかな〜、と思いつつ、それでも五人の流星隊のライブを見るまではなんとかしがみつこうって決めてたので、意地だけでファンをやってました。

 

先週、急に五人での単独ライブが決まりました。会場はなぜかあおうみ水族館で、ほんっとに急なのかチケットの先行も告知も何もかもグダグダの謎ライブ。事務所がマジでやる気ないのか、そもそも事務所に話も通してないのか?と疑いたくなるほど。

五人に会える!嬉しい!って気持ちと、でも会って思ってたのと違ったら私はもう千秋くんのファンを辞めるつもりだというネガティブな気持ちと、そもそも全部デマでは?本当に当日ライブなんかあるのか?という疑心暗鬼で、当日まで感情の持っていき方が一切分かりませんでした。

それでもあおうみ水族館に足を運べば私と同じように流星隊のファンっぽい人たちがいっぱいいるし、席もちゃんとあるし、おそらくライブは嘘ではないんだろう……と開演までにやっと現実を飲み込めました。

始まってからもしばらく千秋くんと翠くんが出てこなくて不安でした。奏汰くんも鉄虎くんも忍くんもどこか落ち着かない感じで、え、もしかして揉めてる……??やっぱりこれ、事務所とちゃんと打ち合わせしてないんじゃ……??とかいろいろ考えすぎて全然集中できず。

でも暗転と共に翠くんがやってきて、怪獣の声を当ててるのが千秋くんだって気づいて、あ、演出だったんだ……って安心しました。

それからまもなく千秋くんが赤い衣装を着て現れて、私が何度も何度も動画を再生して聞いてきた、「赤い炎は正義の証」というお約束の台詞を言ってくれました。

あぁ、やっぱり千秋くんは赤が似合うな〜……って改めて確信しました。すごいしっくり来て、初めて見たはずなのに前世からずーっとこうだったんじゃないかってくらい、私の心にぴったり五人の流星隊がはまったんです。

千秋くんがレッドで、奏汰くんがブルー。イエローの忍くん、ブラックの鉄虎くん、グリーンの翠くん。

みんなそれぞれにその色が似合っていて、これ以外ありえないって強く思いました。

千秋くんは、好きな色を聞かれたときはいつも元気よく赤だと答えます。雑誌のインタビューやラジオでは、昔から戦隊ヒーローが大好きで、レッドには強い憧れがあるんだと話していました。

事務所の謎の方針で赤を取り上げられていた時期が長かったけど、やっぱり赤を着てるときの千秋くんがいちばん嬉しそうだなって思いました。

そりゃ千秋くんは、赤が良いよね……ずっとそう言ってたもんね……良かったね……

翠くんの口から「重大な発表があります!」って言われたときはさすがに口から心臓が出そうになったけど、特撮映画に流星隊五人で出演しますって嬉しいお知らせで、本当に良かった。楽しみにしています。

流星隊は最近ずっと干され気味だったし、特撮映画も千秋くんはスーツアクターって聞いてたから、本当にもう流星隊はこのまま空中分解して、アイドルとしての千秋くんは二度と見られないのかもって不安だった。

でも大丈夫だった。流星隊はこれからも五人だよ。事務所もようやく流星隊の魅力に気づいてくれたのかな……方針を見直してくれたのかな……そうだったら良いな〜……

今後のお仕事はもっと五人がただ仲良く平和に笑っていられるようなものばかりだったら嬉しい!私が望んでるのはほんとにそれだけだから!!

一度は夢から醒めちゃったけど、流星隊が五人でいてくれるなら、また何度でも夢を見られる!夢を見せてくれる!

そう信じられたライブでした。
やっぱり流星隊は、五人揃ってこそ、ですね!